ステッピングモータの脱調現象とは?

2023年11月18日

Posted by christopher at 11:47Comments(0)ステッピングモーター
ステッピングモータの脱調現象は、モーターの回転が正確なステップ位置からずれる現象を指します。通常、ステッピングモーターは制御パルスに応じてステップ単位で動作するため、正確な位置制御が可能ですが、いくつかの要因によって脱調が発生することがあります。

脱調現象は次のような要因によって引き起こされることがあります:

過負荷: ステッピングモーターが設計されたトルク以上の負荷がかかると、脱調が発生する可能性があります。モーターが負荷を正確に制御できず、ステップをスキップしたり、位置をずらしたりすることがあります。

「写真の由来:Nema 23 集積式クローズドループステッピングモーター 24-50VDC 1.2Nm(170oz.in) 1000CPRエンコーダ付 ESSシリーズ

高速回転: ステッピングモーターは、高速回転時に脱調しやすい傾向があります。特に、モーターの慣性が大きく、インダクタンスや電流制限が影響する場合に顕著です。

電流制限: ステッピングモーターの駆動回路で電流制限が適切に設定されていない場合、モーターが十分なトルクを発揮できず、脱調が発生することがあります。電流制限を調整することで、適切なトルクを確保することが重要です。

「写真の由来:Nema 14 中空ステッピングモータ バイポーラ 18Ncm (25.5oz.in) 0.8A 35x35x34mm

レゾリューション: ステッピングモーターのレゾリューション(ステップ角度)が細かい場合、脱調がより顕著になる可能性があります。微小なステップ角度を制御するためには、高度な制御回路と適切な電流制限が必要です。

これらの要因によって引き起こされる脱調現象は、ステッピングモーターの制御や適用において問題となることがあります。適切なトルク、速度、電流制限、制御パラメーターの設定などを考慮し、脱調を最小限に抑えるようにする必要があります。また、一部のアプリケーションでは、クローズドループ制御を使用して、位置フィードバックを組み合わせることで脱調を補正することもあります。