ブラシ付きDCモータとブラシレスDCモータの相違点

2022年04月21日

ブラシ付きDCモータとブラシレスDCモータでは、基本構造の違いによる形状、寸法的な設計の自由度、これに密接に関連するモータ特性の選択の幅、 電気的、機械的なノイズおよび放熱性に相違点があります。 さらに、ブラシレスDCモータは消耗部品がないため、長寿命で安定した回転性能を発揮することが可能です。

基本構造の違いによる設計の自由度
ブラシ付きDCモータでは基本円筒形で細長い形状となりますが、ブラシレスDCモータでは径方向を大きくした扁平型形状の選択が可能です。モータ本体部分の薄型化が可能となり搭載する実機の薄型化、省スペース化に貢献します。

モータ特性の選択の幅
ブラシレスDCモータでは求められる性能に応じた駆動、制御回路が準備できるため、ブラシ付きDCモータに比べて幅広い特性を実現することができます。回転数、トルクの制御範囲がブラシ付きDCモータに比べて格段に広がります。

電気的、機械的なノイズ
ブラシ付きDCモータは、コミュテータとブラシが通電する瞬間にスパークが発生することで電気的ノイズが発生します。しかし、ブラシレスDCモータではブラシ、コミュテータという電気的、機械的な摺動部分がないためスパークによる電気ノイズ、両者の摩擦による機械的ノイズがありません。外部電子機器への電波障害、搭載実機への騒音、振動影響をきわめて小さく抑えることができます。

放熱性
ブラシ付きDCモータとブラシレスDCモータでは構造上の違いがあります。この違いが放熱性に違いを持たせています。ブラシ付きDCモータでは発熱するコイル(ロータ)が回転する構造が基本であり、それを外周からマグネットやケースが取り囲む構造になっているため、放熱性に優れるとはいえません。

一方ブラシレスDCモータでは発熱するステータ(固定子)が回転子(ロータ)の外側にあるかステータの周りをロータが回転するかの2つの構造が選べます。どちらも空気に触れる面積はブラシ付きDCモータに比べて大きいためブラシレスDCモータの方が放熱性では優れています。

家電や業務用・産業用製品にブラシレスDCモータが利用されている
ブラシレスDCモータは、効率に優れ、ノイズの発生も少ないというメリットを活かして、最近では、電気製品や精密機器などの分野にまで使用されるようになりました。

家電では、冷蔵庫や洗濯機、エアコン、扇風機、家庭用給湯器など、業務用機器では事務機器、産業機器、医療機器などに使用されています。

また、わたしたちの身近にあるパソコンやDVDなどに用いられるHDDやPCの光学式ドライブ、ブルーレイレコーダなどの精密機器の働きの要ともいえることに、ディスクの回転があります。この回転を司るパーツとしてブラシレスDCモータが使用されています。

家電や精密機器以上に車載分野では、ブラシレスDCモータを使用したさまざまな装置が開発されています。

電動パワーステアリング用DCモータ
シート空調用送風モータ
HVAC(車載メインエアコン)送風モータ
上記はDCモータを使用したパーツの一部ですが、快適性能、安全性能の向上にブラシレスDCモータは欠かせないパーツとなっています。

「小・軽・静」三拍子そろったブラシレスDCモータ
ブラシレスDCモータは、コンパクトなサイズと軽さ、そして静音性に優れているため多方面で活躍の場が出てきます。「小・軽・静」三拍子揃ったブラシレスDCモータを使用することで、家電から精密機器、車載分野とさまざまな方面で半永久的な性能を保つ製品を作り上げることが可能となりました。

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Posted by christopher at 12:50│Comments(0)
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